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中華街の想い出

母と姉と私で、横浜の中華街に行った。

選んだお店は、「萬珍樓」。
友達などと行くときは、路地にある小さな味のある店を選ぶけれど
今回は敢えて老舗中の老舗を選んだ。

というのも、今回は母の定年記念の食事会だったからであり、
萬珍樓は、15年ほど前に母と姉と私で行った店だからだ。
当時の私は外食に慣れておらず、ひどく緊張していた。
何を食べたか、ひとつも覚えていない。
あれから15年。今度は子どもが母をもてなすのだから、時は経ったものだ。

さて、食事。
酸味の利いたスープ、飾り切りした柔らかなイカ、
甘柔らかい牛バラご飯、ごま油が香る海老餃子。お腹一杯。
しかし食事中、私は姉のレンゲを吹っ飛ばした。
15年前と変わってない。

食後は中国茶の「茗香閣」へ。
1人1杯ずつお茶を頼み、何度もお湯を入れ替えて飲む。
急須に湯を入れて指定の秒数を待ち、茶漉しでこして、茶碗に注ぎ、、、などと
手順が多いので、話に夢中になっていると間違えてしまう。
母は、勢い余って茶漉しの下に器をおかずに湯を注ぎ、お盆を水浸しにしていた。
3人で大笑い。

時は経っても、想い出は残る。
女同士は、気楽で楽しいものだ。
マナーは、一朝一夕には身に付かない。

今回、思ったこと。
by aco_325 | 2004-08-29 23:00 | 日々の暮らし